“巴蜀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしょく85.7%
ばしょく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、荊州は江漢の地に面し、東は呉会ごかいに連なり、西は巴蜀はしょくへ通じ、南は海隅かいぐうに接し、兵糧は山のごとく積み、精兵数十万と聞く。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燕山楚水えんざんそすい蘇浙小観そせつしょうかん北清ほくしん見聞録、長江ちょうこう十年、観光紀游、征塵録せいじんろく、満洲、巴蜀はしょく湖南こなん漢口かんこう支那風韻記しなふういんき、支那——
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
建文皇帝果して崩ぜりや否や。明史みんしには記す、帝終る所を知らずと。又記す、あるいう帝地道ちどうよりぐと。又記す、滇黔てんきん巴蜀ばしょくかんあいつたう帝の僧たる時の往来の跡ありと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)