“ばしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バショク
語句割合
馬謖90.0%
巴蜀10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小六の胸には、馬謖ばしょくを斬るの気もちで——おい成敗せいばいを決心していながらもまだ——情と正義とが、割りきれずに、乱れ合っていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきには、あれほど惜しんでいた馬謖ばしょくをすら斬らせた程、軍律にはきびしい彼なのである。けれど今はそれをすら忍んだ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
建文皇帝果して崩ぜりや否や。明史みんしには記す、帝終る所を知らずと。又記す、あるいう帝地道ちどうよりぐと。又記す、滇黔てんきん巴蜀ばしょくかんあいつたう帝の僧たる時の往来の跡ありと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)