“はしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巴蜀85.7%
播植14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「てまえに、兵三万をおわかち下さい。巴蜀はしょくのほうに、のこのこ頭を出してきた張飛の軍を、一叩き叩いて後の憂いを断ってきますから」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君いま、勢いに乗って、江夏、襄陽を衝き、楚関そかんにまで兵をおすすめあれば、やがて、巴蜀はしょくはかることも難しくはございますまい
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、この蔓菁まんせい播植はしょくは、諸所の地方民の日常食にも分布されて、今も蜀の江陵地方の民衆のあいだでは、この蕪のことを「諸葛菜しょかつさい」とよんで愛食されているという。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)