“巴丘”の読み方と例文
読み方割合
はきゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを名目として、呉は、数万の兵を以て、蜀国境の巴丘はきゅうへ出て来た。この物騒きわまる救援軍に対して、蜀も直ちに、兵を派して
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巴丘はきゅうという所まで来ると、彼方に荊州の一軍が江頭の道を切りふさいだという。物見を放ってうかがわせると、関羽の養子関平かんぺい劉封りゅうほうの二将が
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喪旗もきを垂れ、ひつぎをのせた船は、哀々あいあいたる弔笛ちょうてきを流しながら、夜航して巴丘はきゅうを出て、呉へ下って行った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)