“喪旗”の読み方と例文
読み方割合
もき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただちにを発し、泊中の者は頭巾に喪章もしょうをつけ、また宛子台えんしだいの上には黒い喪旗もきが掲げられ——一山、哀号あいごうのうちに沈みきった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
初めの日、蜀の軍が、夕方からたくさんに五丈原から西方の谷間に集まりました。そして白の弔旗ちょうきと黒い喪旗もきを立てならべ、一つの蓋霊車がいれいしゃ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喪旗もきを垂れ、ひつぎをのせた船は、哀々あいあいたる弔笛ちょうてきを流しながら、夜航して巴丘はきゅうを出て、呉へ下って行った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)