“喪神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうしん75.0%
さうしん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かえって、振向いた刹那せつな、烏帽子の金輪にガキッとこたえたに過ぎない太刀の力と、眸のそばまで来た光に、上野介は喪神そうしんしてしまって居た。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのひまに半七は垣を破って内へ駈け込むと、破れ畳にもなまなましい血が流れて、うす暗い家のなかに幽霊のような若い女が、さながら喪神そうしんしたようにべったりと坐っていた。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(豆ばたけのその喪神さうしんのあざやかさ)
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)