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喪心
ふりがな文庫
“喪心”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そうしん
82.1%
さうしん
17.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしん
(逆引き)
それにも拘らず、今諸戸が、この品物の処分法を指図もしないで、
喪心
(
そうしん
)
の
体
(
てい
)
で立去ったというのは、よくよくの事情があったことであろう。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それが、見えなくなった後も、
喪心
(
そうしん
)
した人間のごとく、じっと立ちつくしている。
夜虹
(
よにじ
)
のような
天
(
あま
)
の川と秋風のささやきがその上にあった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
喪心(そうしん)の例文をもっと
(23作品)
見る
さうしん
(逆引き)
火
(
ひ
)
は
瞬間
(
しゆんかん
)
に
處々
(
ところ/″\
)
落
(
お
)
ち
窪
(
くぼ
)
んで
窶
(
やつ
)
れた
屋根
(
やね
)
を
全
(
まつた
)
く
包
(
つゝ
)
んで
畢
(
しま
)
つた。
卯平
(
うへい
)
は
數分時
(
すうふんじ
)
の
前
(
まへ
)
に
豫期
(
よき
)
しなかつた
此
(
こ
)
の
變事
(
へんじ
)
を
意識
(
いしき
)
した
時
(
とき
)
殆
(
ほと
)
んど
喪心
(
さうしん
)
して
庭
(
には
)
に
倒
(
たふ
)
れた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お志保も
亦
(
ま
)
た不思議さうに丑松の顔を眺めて、丁度
喪心
(
さうしん
)
した人のやうな男の様子を注意して見るらしい。二人は眼と眼を見交したばかりで、黙つて
会釈
(
ゑしやく
)
して別れたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
喪心(さうしん)の例文をもっと
(5作品)
見る
喪
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
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