“喪中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もちゅう77.8%
もちう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正月が来たけれど、喪中もちゅうだった。三日をヒッソリ暮して、四日の御用始めに出勤した小室君は俄に腹痛を催して、輾転反側てんてんはんそくした。
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
やがて、大炊の門を訪れてみると、門は閉じてあって、喪中もちゅう忌札いみふだらしいものがってある。裏の土塀口を押入って、召使の者に
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
致しつかはしけるに門人は大によろこび大先生よりはかへつて教へ方もよく業前わざまへも一段上ならんなどと評し彌々いよ/\はげみけれども半四郎は喪中もちうの事故餘り多勢の入來るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
米屋の隱居藤兵衞の家は、反つて喪中もちうのやうに鎭まり返つて居りました。此家の前で、娘と親しかつた若い男が一人死んだといふことは、あまり結構な噂の種では無かつたのです。