“哀悼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいとう76.2%
あいたう14.3%
くやみ9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも木村大尉その人とは毎日同じ避暑地からこの学校の所在地へ汽車の往復を共にしていたため、素直に哀悼あいとうの情を表することが出来た。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
唯我我日本人は前にもちよいと云つた通り、美しい日本の小説を書いた、当年の仏蘭西の海軍将校ジユリアン・ヴイオオの長逝ちやうせい哀悼あいたうの念をいだいてゐる。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
チラと、彼女が振り返ったので、西門慶はあわてて顔を振って見せ、一語もわさず外へ戻った。入れちがいにもう近所の衆が、婆の泣き触れで、ぞろぞろお哀悼くやみにやって来る。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)