“哀号”のいろいろな読み方と例文
旧字:哀號
読み方割合
あいごう85.7%
アイゴー14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男は哀号あいごうして命乞いの必死をみせた。泣いていうには、ことし九十になる老母がおり、老母を養うための出来心であったと口説くどく。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
打てば血が流れ、その哀号あいごうの声はあたりの森に木谺こだまして、凄惨実にたとえようもなかった。
回天の事業、独力を奈何いかんせん……と人知れず哀号アイゴーを唱えているところへ又、天なるかなめいなる哉と来た。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)