トップ
>
哀々
ふりがな文庫
“哀々”の読み方と例文
読み方
割合
あいあい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいあい
(逆引き)
それから彼の血を吐くような
哀々
(
あいあい
)
の台詞が妾の心臓にサイレンのようにひびいて、妾は佐野の為に殉教者のような気持になるのでした。
バルザックの寝巻姿
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
旌旗
(
せいき
)
色なく、人馬声なく、蜀山の
羊腸
(
ようちょう
)
たる道を
哀々
(
あいあい
)
と行くものは、五丈原頭のうらみを霊車に
駕
(
が
)
して、
空
(
むな
)
しく成都へ帰る蜀軍の列だった。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時、
遥
(
はる
)
か
戸外
(
おもて
)
に当たって
咽
(
むせ
)
ぶがような泣くがような
哀々
(
あいあい
)
たる声が聞こえて来た。それは大勢の声であり、あたかも合唱でもするかのように声を合わせて叫んでいるらしい。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
哀々(あいあい)の例文をもっと
(10作品)
見る
哀
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
々
3画
“哀”で始まる語句
哀
哀憐
哀愁
哀悼
哀願
哀訴
哀哭
哀傷
哀号
哀婉
“哀々”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
吉行エイスケ
吉川英治
有島武郎
国枝史郎