“駕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かご55.1%
が39.3%
の4.5%
のっ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スッと、内から駕(かご)の塗戸(ぬりど)をあけて、半身乗り出すように姿を見せた人物を仰ぐと、青月代(あおさかやき)の凜(りん)とした殿(との)ぶり、二十(はたち)前後と思われます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旌旗(せいき)色なく、人馬声なく、蜀山の羊腸(ようちょう)たる道を哀々(あいあい)と行くものは、五丈原頭のうらみを霊車に駕(が)して、空(むな)しく成都へ帰る蜀軍の列だった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親王興に入りたまいて、さらば足下(そなた)のは、と問わせたまうに、旧上達部(ふるかんだちべ)の檳榔毛(びろうげ)の車に駕(の)りたるが、時に其声を聞くにも似たらん、と申した。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
其後(そののち)光輪(ごこう)美(うるわ)しく白雲に駕(のっ)て所々(しょしょ)に見ゆる者あり。或(ある)紳士の拝まれたるは天鵞絨(ビロウド)の洋服裳(すそ)長く着玉いて駄鳥(だちょう)の羽宝冠に鮮(あざやか)なりしに、某(なにがし)貴族の見られしは白襟(えり)を召(めし)て錦の御帯(おんおび)金色(こんじき)赫奕(かくえく)たりしとかや。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)