“宿駕籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅくかご71.4%
しゆくかご14.3%
やどかご14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前たちが甲州まで続かなければ、甲州街道を行けるところまで走ってくれ、そこで宿駕籠しゅくかごに移るとしよう」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
役人共は突退々々つきのけ/\富右衞門を引立つゝ問屋場へと連れ來り宿駕籠しゆくかごのせて江戸馬喰町四丁目の郡代ぐんだい屋敷やしきへ引れしは無殘むざんなることどもなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出し桐棒駕籠きりぼうかごちやうには次右衞門三五郎打乘うちのり宿駕籠やどかご二挺には見知人甚左衞門善助の兩人打乘うちのり笈摺おひずる衣類いるゐ證據しようこに成べき品々は駕籠かごの上に付紀州和歌山を出立しゆつたつなし田丸越たまるごえをぞ急ぎける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)