“町駕籠”の読み方と例文
読み方割合
まちかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事件は妙に急迫感を帯びて来たので、寸刻の遅れも許されず、町駕籠まちかごを拾って精一杯の酒手さかてをやったのは平次にしては珍しいおごりです。
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
杖をあげた二ちょう町駕籠まちかごは、幾つもの辻を折れて、城下の灯をあとへ後へと送ってゆく。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから本所まで、暑い時分で、尻を端折はしょって駆け出すわけにも行かず、町駕籠まちかごを飛ばして、行き着いたのは、かれこれ昼頃。