“早駕籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやかご88.2%
はや11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅籠屋をさして帰って行く半蔵らのそばには、昼夜の差別もないように街道を急いで来て、また雪をって出て行く早駕籠はやかごもある。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
崖から落ちて行方不明になったという大変な話を聴き、番頭の要助さんと一着に、早駕籠はやかごですぐ江戸へ取って返したようなわけでございます
韋駄天ゐだてんちからでもりませいでは。‥‥どんなお早駕籠はやでも四日よつかはかゝりませうで。‥‥』と、玄竹げんちくはもうおもてをあげることが出來できなかつた。但馬守たじまのかみきつかたちたゞして
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
とにかく田丸主水正はこうやって、このときの早駕籠はやを乗り切ったのです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)