“山駕籠”の読み方と例文
読み方割合
やまかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれも現代におけるステッキの概念にはあてはまらないもので、昔の交通機関としての山駕籠やまかごという機械の部分品と考えるべきものであろう。
ステッキ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ふと、軒に乾した煙草の葉と、蕃椒とうがらしの間に、山駕籠やまかごすすけたのが一挺かかった藁家を見て、朽縁くちえんどうと掛けた。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
停車場ステーションからダンリーという山駕籠やまかごに乗って直にサラット師の別荘〔ラハサ・ビラ〕に参りましたが、大変立派な別荘で私はそこへ泊り込むことになりました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)