“摚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どう89.6%
だう8.3%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤潮のつるぎは、炎の稲妻、黒潮の黒い旗は、黒雲の峰をいて、沖からどうと浴びせたほどに、一浦ひとうらの津波となって、田畑も家も山へ流いた。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「うむ、」と一声ひとこゑだう枯蘆かれあしこしおとして、ほとんど痙攣けいれんおこしたごとく、あし投出なげだしてぶる/\とふるへて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とたんに! 伸びきった栄三郎の片手なぐり、神変夢想流でいう如意にょい剣鋩けんぼうに見事血花が咲いて、またもやひとり、高股をおさえて鷺跳さぎとびのままッ! と得えず縁に崩れる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)