“町駕”の読み方と例文
読み方割合
まちかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はい、戻るとすぐに、身なりもあのままで、よほどなご急用とみえて、ご両所とも町駕まちかごを飛ばしてどこへかお急ぎになりました」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さかい戻りの町駕まちかご、島の内まで約束したが、気が変って五やぐらの富十郎を一幕のぞき、ブラブラ歩いて帰ってきた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「無理もない。平河天神まではだいぶある。町駕まちかごが来たら、あなただけお乗りなさい」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)