トップ
>
町駕籠
>
まちかご
ふりがな文庫
“
町駕籠
(
まちかご
)” の例文
事件は妙に急迫感を帯びて来たので、寸刻の遅れも許されず、
町駕籠
(
まちかご
)
を拾って精一杯の
酒手
(
さかて
)
をやったのは平次にしては珍しい
奢
(
おご
)
りです。
銭形平次捕物控:239 群盗
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
杖をあげた二
挺
(
ちょう
)
の
町駕籠
(
まちかご
)
は、幾つもの辻を折れて、城下の灯をあとへ後へと送ってゆく。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから本所まで、暑い時分で、尻を
端折
(
はしょ
)
って駆け出すわけにも行かず、
町駕籠
(
まちかご
)
を飛ばして、行き着いたのは、かれこれ昼頃。
銭形平次捕物控:018 富籤政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
囚人
(
めしうど
)
小三郎を乗せた馬が、竹矢来の中へ入ろうという時でした。一梃の
町駕籠
(
まちかご
)
が、役人の油断を見すまして、ツ、ツ、ツと、裸馬の前——ピタリと竹矢来の入口を
塞
(
ふさ
)
いだのです。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
間もなく、東作が
町駕籠
(
まちかご
)
で乗込んで来ました。
銭形平次捕物控:075 巾着切りの娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
駕
漢検準1級
部首:⾺
15画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“町駕”で始まる語句
町駕