“郡代”の読み方と例文
読み方割合
ぐんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役人共は突退々々つきのけ/\富右衞門を引立つゝ問屋場へと連れ來り宿駕籠しゆくかごのせて江戸馬喰町四丁目の郡代ぐんだい屋敷やしきへ引れしは無殘むざんなることどもなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「旧幕の頃には天領として郡代ぐんだいが置かれたものでして、ついこのしもの土手に梟首場さらしくびばの跡がございますが」と町長、椅子から伸びあがった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
すぐに行ってみると、それはの鈴ヶ森の一件で、変死人は市内の屋敷者らしいから、町方の方でその身もとを詮議して貰いたいと郡代ぐんだいからの依頼があった。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)