“湖南”の読み方と例文
読み方割合
こなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし湖南こなんの何とやら郡邑ぐんゆうに、魚容という名の貧書生がいた。どういうわけか、昔から書生は貧という事にきまっているようである。
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)
燕山楚水えんざんそすい蘇浙小観そせつしょうかん北清ほくしん見聞録、長江ちょうこう十年、観光紀游、征塵録せいじんろく、満洲、巴蜀はしょく湖南こなん漢口かんこう支那風韻記しなふういんき、支那——
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それでは、どこがいいだろうかな? 湖南こなんも戦争だ。大連たいれんはやはり家賃が高い。
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)