“小樽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おたる75.0%
をたる15.0%
こだる10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小樽おたるへソれん兵が二万上陸したから、戦時研究関係の重要書類を直ぐ焼却しろという話なのである。もうみんな非常呼集で集っているという。
流言蜚語 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
改造社の山本実彦やまもとさねひこ君は僕等の小樽をたるにゐた時に電報を打つてよこした。こちらはその返電に「クルシイクルシイヘトヘトダ」と打つた。すると市庁の逓信課ていしんくわから僕等に電話がかかつてきた。
講演軍記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その時、正香は条山神社の方からさげて来た神酒みき小樽こだる干菓子ひがし一折りとをそこへ取り出した。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)