“岩木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわき66.7%
いはき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それあまりのおとりこし苦勞ぐらう岩木いわきなかにもおもひのなきかは無情つれなおほせのはづなしさて御戀人おんこひゞと杉原すぎはらさまとやおなんとぞ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此時このときこんな塲合ばあいにはかなき女心をんなごゝろ引入ひきいれられて、一せうえぬかなしきかげむねにきざむひともあり、岩木いわきのやうなるおぬひなればなにおもひしかはらねども、なみだほろ/\こぼれて一トこともなし。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
背後うしろを青森行の汽車が通る。枕の下で、陸奧灣むつわん緑玉潮りよくぎよくてうがぴた/\ものいふ。西には青森の人煙ゆびさす可く、其うしろに津輕富士の岩木いはき山が小さく見えて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)