“玫瑰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まいかい66.7%
はまなす22.2%
まいくわい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那では玫瑰まいかいは園中の物であるらしく、花の艶麗ははるかに蔓荊にすぐれているが、われわれの間ではかつて野生の境遇を出たことがないようである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此が玫瑰はまなすの花で玫瑰の木は枝も葉も花も一切薔薇の木と異ならぬ。只海邊に自然に生長して居るだけ枝も葉もひねびて一段の雅致を帶びて居る。
佐渡が島 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
海濱隨處に玫瑰まいくわいの花が紫に咲き亂れて汐風に香る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)