“はまなす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浜茄子42.9%
玫瑰28.6%
浜茄14.3%
浜薔薇14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みちすがら、下河原沼しもかはらぬまの暁風、野辺地のへぢの浦の汐風、浜茄子はまなすの香など、皆この古帽に沁みて名残をとゞめぬ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
浜茄子はまなすの花の濃い紅色が、海の碧さを背景に点点と咲いている。
此が玫瑰はまなすの花で玫瑰の木は枝も葉も花も一切薔薇の木と異ならぬ。
佐渡が島 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
情けない土地柄だということだったが、来てみると玫瑰はまなすの実ばかり落々たる砂丘まじりのなぎさがはてしもなくひろがり、そのむこうに、秋ざれの陸奥の海が轟くような音をたてて巻きかえしている。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
私が茨海ばらうみの野原に行ったのは、火山弾かざんだん手頃てごろな標本を採るためと、それから、あそこに野生の浜茄はまなすが生えているといううわさを、確めるためとでした。
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)