“茨海”の読み方と例文
読み方割合
ばらうみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狐の生徒たちが、わあわあさけび、先生たちのそれをとめる太い声がはっきり後ろで聞えました。私は走って走って、茨海ばらうみの野原のいつも行くあたりまで出ました。
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
私は全くよろよろして泣き出そうとしました。たれだっていきなり茨海ばらうみ狐小学校へ来て自分の学校の校歌を狐の生徒にうたわれて泣き出さないでいられるもんですか。
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ああこれはとうとう狐小学校に来てしまった、いつかどこかでたれかにいた茨海ばらうみ狐小学校へ来てしまったと、私はまっ赤になって起きあがって、からだをさすりながら考えました。
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)