“朴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほお33.3%
ほう19.3%
ほほ17.5%
ぼく15.8%
きと3.5%
ほゝ3.5%
はう1.8%
すなほ1.8%
たお1.8%
ホホ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな五つ紋の黒羽織に白っぽい鰹魚縞をはいて、桟橋の板を木下駄で踏み鳴らしながら、ここを先途とわめいていた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
とりこにしてある沢山の植木——が、林のように茂っている庭の向うが、往来になっていて、そこで、数人の者が斬合っていた。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
祖母さんがんでさる握飯でもいだが、おしてつたお菓子より餘程おいしくひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
なんの鋭さもない抗弁だが、高徳の吶々という言には、五郎と違うりがあった。ただのとつとばかり彼を見ていた五郎は急に高徳を見直していた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
津輕海峽を四時間に駛せて、余等を青森から函館へ運んでくれた梅ヶ香丸は、新造の美しい船であつたが、船に弱い妻は到頭醉うて了うた。一夜函館埠頭の旅館に休息しても、まだ頭が痛いと云ふ。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
今晴れたかと思ふと直ぐ曇る、まことに沈着の無い空である。庭の松、葉銀杏吉野檜、遠くでは向う屋敷のの木、柳、庭の隅の秋草まで、見る限りの葉が皆動く。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
りたてのおむすびが彼樣するとにくツつきませんし、その香氣ぎながらおむすびをべるのはみでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
然れども上古の時、言と意とにして、文を敷き句を構ふること、字にはすなはち難し。に訓に因りて述ぶれば、詞は心にらず。全く音を以ちて連ぬれば、事の趣更に長し。
猟師は楓の細木をし、枝葉を払わないままで、柱を立て、私たちの用意して来た、二畳敷ほどな油紙二枚を、人字形に懸けて、家根を作る。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
白い地面に、広い葉の青いまゝでちらばつて居るのは、の木だ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)