“純朴”の読み方と例文
読み方割合
じゅんぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほか黒山のようになった人だかりからも、口々にばてれんの徳をたたえる声が揚った。自分たちの純朴じゅんぼくをもって、単純にみな随喜した。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お座敷も殊勝に敏捷びんしょうにしていたので倉持にもそこいらの芸者から受ける印象とは一風ちがった純朴じゅんぼくなものがあった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しかしクリストフは、遠くから自分を見守みまもっていてくれて、将来自分の生活中に大なる場所を占むることとなる、この純朴じゅんぼくな愛情の存在を知らなかった。