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先途
ふりがな文庫
“先途”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せんど
98.0%
さき
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんど
(逆引き)
「駄目だよ今日は。
観念
(
あきら
)
めるさ。とても
抗
(
かな
)
わぬ事だから、僕は此処を
先途
(
せんど
)
と喋り散らして花々しく討死する覚悟だ。ワッハヽヽヽ」
The Affair of Two Watches
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
大きな五つ紋の
黒羽織
(
くろばおり
)
に白っぽい
鰹魚縞
(
かつおじま
)
の
袴
(
はかま
)
をはいて、桟橋の板を
朴
(
ほお
)
の
木下駄
(
きげた
)
で踏み鳴らしながら、ここを
先途
(
せんど
)
とわめいていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
先途(せんど)の例文をもっと
(50作品)
見る
さき
(逆引き)
……実は、自宅玄関へ出た私ども家内が、「
先途
(
さき
)
は麻布の色町ですよ、」とこの運転手に聞かせたからですが。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
先途(さき)の例文をもっと
(1作品)
見る
“先途”の意味
《名詞》
先途(せんど)
(context、dated)行き着く先。成り行き。前途。
(context、dated)とどのつまり。最期。
勝負などが決する大事な場合。また、あたかもそのように見えるほど猛り狂うさま。
(出典:Wiktionary)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先手
先登
検索の候補
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“先途”のふりがなが多い著者
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林不忘
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梅崎春生
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二葉亭四迷
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谷崎潤一郎