“ほほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホホ
語句割合
76.3%
8.8%
吻々6.3%
歩々6.3%
1.3%
1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔「羅生門らしやうもん」と云ふ小説を書いた時、主人公の下人げにんほほには、大きい面皰にきびのある由を書いた。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その瞬間しゆんかんわたしひだりほほなにかにやとほどげられた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
膝から上が桐の木で、膝から下がほほの木で作られて足の形を取る時に、かんなで削つたことを考へたのである。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
山腹にほほの幹が白い。萱原に鴉の群が下りてゐる。鴉が私を見た。私は遠い山の、電柱の列が細く越えてゐるのを眺めた。私は山襞に隠れていつた。
測量船 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
親鳥も、とりめにでもならなければ可い、小児の罰が当りましょう、と言って、夫人は快活に吻々ほほと笑う。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「貴方、お疑り遊ばすと暴風雨あらしになりますよ。」といって、塗盆を片頬かたほにあてて吻々ほほと笑った、聞えた愛嬌者あいきょうものである。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後には密樹みつじゆ声々せいせいの鳥呼び、前には幽草ゆうそう歩々ほほの花をひらき、いよいよのぼれば
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そのたたかひの如何に酷烈を極めたるか、如何に歩々ほほ予を死地に駆逐したるか。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
艶もせ、物なべてほほけて立てば、
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
砂ぼこりふとほほけだち、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)