ほゝ)” の例文
今晴れたかと思ふと直ぐ曇る、まことに沈着おちつきの無い空である。庭の松、葉銀杏はいちやう吉野檜よしのひのき、遠くでは向う屋敷のけやきほゝの木、柳、庭の隅の秋草まで、見る限りの葉が皆動く。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
銀杏いてふ木蓮もくれんほゝかへで
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)