“青黝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおぐろ57.1%
あをぐろ28.6%
あをくろ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁余ちょうよの上流では白波しらなみの瀬をなして騒いだ石狩川も、こゝでは深い青黝あおぐろい色をなして、其処そこ此処に小さなうずを巻き/\彼吊橋の下を音もなく流れて来て
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
やがて太陽は落ち、黄水晶シトリン薄明穹はくめいきゅうも沈み、星が光りそめ、空は青黝あをぐろふちになりました。
まなづるとダァリヤ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
空の鋼は奇麗にぬぐはれ気圏のふち青黝あをくろぐろと澄みわたり一つの微塵みぢんも置いてない。
柳沢 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)