青黝あをぐろ)” の例文
やがて太陽は落ち、黄水晶シトリン薄明穹はくめいきゅうも沈み、星が光りそめ、空は青黝あをぐろふちになりました。
まなづるとダァリヤ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
こゝでは深い青黝あをぐろい色をなして、其處此處に小さな渦を卷き/\彼吊橋の下を音もなく流れて來て、一部は橋の袂から突出た巖にさまたげられてこゝに淵を湛へ、餘の水は其まゝ押流して
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)