“囂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごう35.3%
かまびす29.4%
やかま17.6%
やか5.9%
がう5.9%
サヤギ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごうと云う響をこだまにかえして、まれに汽車が向山を通って行く。寂しい。昼飯に川魚をと注文したら、石狩川を前にいて、罐詰のたけのこの卵とじなど食わした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
決定論と非決定論とのかまびすしい論争は、よき生活を実際に生きた人の体験においてはなんら疑うべき余地もないほど明瞭にまた容易に解決されておるのである。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)
其様そうだ其様だ、いつは土産だ。一つ聞きたいな」などとやかましく言うのを聞かぬ風で一同に顔見られるのを五月蠅うるさそうにお光は顔をそむけて漕ぎながら、時々見るともなく眼をそばだてて見ると
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
旅僧たびそう扨々さて/\やかましい強情者がうじやうものめと無理無體むりむたい引摺々々ひきずり/\行處へ九助は何なく行掛ゆきかゝりければ彼の娘は九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
がうと云ふ響をこだまにかへして、稀に汽車が向山を通つて行く。寂しい。晝飯に川魚をと注文したら、石狩川を前に置いて、罐詰のたけのこの卵とぢなど食はした。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
真淵は、「円(圓)」を「国(國)」だとし、古兄氐湯気コエテユケだとした。考に云、「こはまづ神武天皇紀によるに、今の大和国を内つ国といひつ。さて其内つ国を、こゝにサヤギなき国と書たり。 ...
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)