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囂
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かまびす
ふりがな文庫
“
囂
(
かまびす
)” の例文
決定論と非決定論との
囂
(
かまびす
)
しい論争は、よき生活を実際に生きた人の体験においてはなんら疑うべき余地もないほど明瞭にまた容易に解決されておるのである。
語られざる哲学
(新字新仮名)
/
三木清
(著)
中年の女盛りには美人としての評が高く、洋行中にも伊藤公爵との艶名艶罪が
囂
(
かまびす
)
しかった。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
最早
(
もはや
)
袂別
(
わかれ
)
の
時刻
(
じこく
)
も
迫
(
せま
)
つて
來
(
き
)
たので、いろ/\の
談話
(
はなし
)
はそれからそれと
盡
(
つ
)
くる
間
(
ま
)
も
無
(
な
)
かつたが、
兎角
(
とかく
)
する
程
(
ほど
)
に、ガラン、ガラ、ガラン、ガラ、と
船中
(
せんちゆう
)
に
布
(
ふ
)
れ
廻
(
まは
)
る
銅鑼
(
どら
)
の
響
(
ひゞき
)
が
囂
(
かまびす
)
しく
聽
(
きこ
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
日清
(
にっしん
)
戦役が済んで
遼東還附
(
りょうとうかんぷ
)
に関する問題が
囂
(
かまびす
)
しく、また、東北三陸の
大海嘯
(
だいかいしょう
)
があり、足尾銅山鉱毒事件があり、文壇では、森鴎外の『めさまし草』、
与謝野鉄幹
(
よさのてっかん
)
の『東西南北』が出たころ
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
囂
(
かまびす
)
しい話聲に耳を留めてゐた。が、狹い車室の中には、間もなく、酒の香ひとゝもに、煙草の煙が濛々と漂つたので、女は細い眉を顰めて、輕い咳をも洩らした。手巾で面前の煙を拂つたりした。
新婚旅行
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
囂
漢検1級
部首:⼝
21画
“囂”を含む語句
囂々
喧囂
喧々囂々
囂然
喧喧囂囂
喧囂雑沓
囂々音
囂〻
囂囂
囂囂囂
囂音
弥囂
毀誉囂々
狺々囂々
衆囂