“日清”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にっしん88.5%
につしん11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが日清にっしん戦争、連戦連勝、軍隊万歳、軍人でなければ夜も日も明けぬお目出度めでたいこととなって、そして自分の母といもととが堕落した。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
内奥に於て如何いかにその外観とちがっているかは、かの日清にっしん・日露等のえきに於ける兵士の軍歌(雪の進軍と、此処ここは御国を何百里)
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
また日本にほん日清につしん日露にちろ兩役りやうえきときごと戰爭せんさうおいては擧國きよこく好成績かうせいせきげてるが、經濟問題けいざいもんだいためかくごと擧國きよこく好成績こうせいせきげたことはいまかつてないのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
まづは上杉の家にやかましき沙汰さたもおこらず、大藤村にお作が夢ものどかなるべし、四月の十五日帰国にまりて土産物など折柄日清につしんの戦争画、大勝利の袋もの、ぱちん羽織のひも
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)