“日露”の読み方と例文
読み方割合
にちろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
単に物質だけの百一億円の損害でも、日露にちろ戦争の費用の五倍以上にあたり、全国富こくふの十分の一を失ったわけです。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
一時間あるくと見物する町もないようなせまい都に住んで、外に何にも芸がないから、天麩羅事件を日露にちろ戦争のようにれちらかすんだろう。あわれな奴等やつらだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
海外通信にはシナ領土内における日露にちろの経済的関係を説いたチリコフ伯の演説の梗概こうがいなどが見えていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)