“かまびす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
81.8%
11.4%
4.5%
2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひそかに世情をるに、近来は政治の議論ようやかまびすしくして、社会の公権即ち政権の受授につき、これを守らんとする者もまた取らんとする者も
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
中年の女盛りには美人としての評が高く、洋行中にも伊藤公爵との艶名艶罪がかまびすしかった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
の結婚が、一世の人心をかし、かまびすしい世評を生んだ第一の原因は、その新郎新婦の年齢が恐ろしいほど隔っていたためであった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
雞をり豚をふるい、かまびすしい脣吻しんぷんの音をもって、儒家じゅか絃歌講誦げんかこうしょうの声をみだそうというのである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)