“けたた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
消魂28.6%
急遽14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よかった、予知したことがなによりだった。と、まず一安心となった。その翌朝のことだ。とつぜん一人のエスキモーの、けたたましい声で起されたのである。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
不意に消魂けたたましく、日本晴れだぞ、痛快痛快と、触れ廻るように叫んだ声におどろかされて、ね起きると、雨はいつの間にやられ上り、西の方の空が一点のあざをも残さず、拭いて取ったように
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
「僕は佐伯田博士が臭いと睨んでいたんだが、その博士が脅迫されたとなると全くもう分らなくなってしまった」と云い終らないうちに、卓上電話のベルが急遽けたたましく鳴った。
鳩つかひ (新字新仮名) / 大倉燁子(著)