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さかし
ふりがな文庫
“さかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
サカシ
語句
割合
賢
33.3%
逆
29.6%
倒
22.2%
峻
3.7%
怜悧
3.7%
喧
3.7%
慧
3.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賢
(逆引き)
と、
賢
(
さかし
)
がって言うのを尼夫人などは片腹痛く思った。大老人のあずま琴で興味のしらけてしまった席から中将の帰って行く時も山おろしが吹いていた。
源氏物語:55 手習
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
さかし(賢)の例文をもっと
(9作品)
見る
逆
(逆引き)
一の心状を示さむが為、
徐
(
おもむろ
)
に物象を喚起し、或はこれと
逆
(
さかし
)
まに、一の物象を採りて、
闡明
(
せんめい
)
数番の後、これより一の心状を脱離せしむる事これなり。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
さかし(逆)の例文をもっと
(8作品)
見る
倒
(逆引き)
空にふらふらとなり、しなしなとして、按摩の手の
裡
(
うち
)
に糸の乱るるがごとく
縺
(
もつ
)
れて、
艶
(
えん
)
に
媚
(
なまめ
)
かしい
上掻
(
うわがい
)
、
下掻
(
したがい
)
、ただ
卍巴
(
まんじともえ
)
に降る雪の中を
倒
(
さかし
)
に
歩行
(
ある
)
く風情になる。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さかし(倒)の例文をもっと
(6作品)
見る
▼ すべて表示
峻
(逆引き)
打見
(
うちみ
)
れば
面目
(
めんもく
)
爽
(
さはやか
)
に、
稍傲
(
ややおご
)
れる色有れど
峻
(
さかし
)
くはあらず、しかも今陶々然として酒興を発し、春の日長の
野辺
(
のべ
)
を
辿
(
たど
)
るらんやうに、西筋の横町をこの大路に
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
らんとす。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
貫一はこの絵を
看
(
み
)
る如き
清穏
(
せいおん
)
の風景に
値
(
あ
)
ひて、かの
途上
(
みちすがら
)
険
(
けはし
)
き
巌
(
いはほ
)
と
峻
(
さかし
)
き流との為に
幾度
(
いくたび
)
か
魂
(
こん
)
飛び
肉銷
(
にくしよう
)
して、
理
(
をさ
)
むる
方
(
かた
)
無く
掻乱
(
かきみだ
)
されし胸の内は
靄然
(
あいぜん
)
として
頓
(
とみ
)
に
和
(
やはら
)
ぎ、
恍然
(
こうぜん
)
として
総
(
すべ
)
て忘れたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さかし(峻)の例文をもっと
(1作品)
見る
怜悧
(逆引き)
母上は我に向ひて、かの女子の怪しく濃き目の色、
鴉青
(
からすば
)
いろの髮、をさなくて又
怜悧
(
さかし
)
げなる顏、美しき
紅葉
(
もみぢ
)
のやうなる手などを、繰りかへして譽め給ふに、わが心には
妬
(
ねた
)
ましきやうなる情起りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ジエンナロは唯だ冷かに、
現
(
げ
)
にさることあらんも計られずとのみ答へしに、フランチエスカの君我耳に付きて、自ら
怜悧
(
さかし
)
がりて人を屈するは惡しき
習
(
ならひ
)
ぞと
宣
(
のたま
)
ふ。我は頭を
低
(
た
)
れて人々の
後
(
しりへ
)
に退きぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
さかし(怜悧)の例文をもっと
(1作品)
見る
喧
(逆引き)
吝嗇
(
けち
)
を生命の京
童
(
わらんべ
)
も、これには皆々舌を巻きて、近処の噂
喧
(
さかし
)
まし。
心の鬼
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
さかし(喧)の例文をもっと
(1作品)
見る
慧
(逆引き)
されども
慧
(
さかし
)
き畔柳は事の密なるを策の上と
為
(
な
)
して
叨
(
みだり
)
に利の為に誘はれず、始よりその藩士なる鰐淵
直行
(
ただゆき
)
の一手に貸出すのみにて、他は皆彼の名義を用ゐて、直接の取引を為さざれば
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さかし(慧)の例文をもっと
(1作品)
見る
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