“卍巴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まんじともえ75.0%
まんじどもえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観察者の頭が現象の中へはいり込んで現象と歩調を保ちつついっしょに卍巴まんじともえと駆けめぐらなければ動いているものはつかまえられない。
空想日録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
さて、勢いよく門の外へ飛び出した三人は、卍巴まんじともえと降る雪をね返してサッサと濶歩しましたけれども、米友は跛足びっこの足を引摺って出かけました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
卍巴まんじどもえとその前でひっくり返ると、てれてんつくと、ヒューヒューヒャラヒャラが、一際ひときわ賑やかな景気をつけました。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
是非大廻りに、堂々めぐり、五百羅漢、卍巴まんじどもえに廻って下さい。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)