“ざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
70.5%
11.4%
4.5%
坐下2.3%
座下2.3%
2.3%
2.3%
2.3%
2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年しょうねんは、さかうえまでしてやりました。しかし、おとこくだざかにかかるとれいもいわずに、さっさといってしまいました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれど、ちょうど、えいちゃんのうえにいさんが、いたずらざかりであって、このはさみで、ボールがみったり、またたけなどをったりしたのです。
古いはさみ (新字新仮名) / 小川未明(著)
見て成程某のつれなりきやつ護摩灰ごまのはひならんによりたゞし呉れんと思ひし處とう/\今宵引捕ひつとらへたり一たい此奴こやつ某が連にはあらねども一昨日をとゝひ戸塚とつかざかひの燒持坂より連に成りたいとてつけきたりし者なるが生國しやうこくは近江の由なれど江戸へ商ひに出し歸りにて是より名古屋へまはり其後京大坂へ仕入しいれのぼるにより供を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夫死して妻のみ孤児を養ふに、第三女真嘉那志さかなし十三歳、たちまち懐胎して十三月にして一男を坐下ざかす。頭には双角そうかくを生じ眼はたまきくるが如く、手足はたかの足に似たり。容貌ようぼう人の形にあらず。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
講義が終ると、月輪殿はすぐ玉日を、上人の座下ざかへ連れて行って、紹介ひきあわせた。上人は、さも、満足そうに
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忠勇無双の日本兵は支那兵と私の小ざかしい予言をさんざんに打ち破つたけれど先生に対する私の不信用と同輩に対する軽蔑をどうすることもできなかつた。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
立ちざかゆる 葉廣はびろ熊白檮くまかし
細心にあたりを小ざかしい眼で見𢌞してから、少しも眼に留まるやうな人物のゐないことを確かめると、ただ、さいならと言つてネクタイ屋の前で姿を消した。男と女はお互に少時の間默つて歩いた。
末野女 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
(この小ざかしい女には、俺自身で、ただしたいことがある)
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)