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恍然
ふりがな文庫
“恍然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うつとり
36.8%
うっとり
26.3%
こうぜん
21.1%
くわうぜん
5.3%
おっとり
5.3%
ぼつ
5.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うつとり
(逆引き)
靜子は眼を細くして、
恍然
(
うつとり
)
と兄の信吾の事を考へてゐた。去年の夏は、休暇がまだ二十日も餘つてる時に、信吾は急に言出して東京に發つた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
恍然(うつとり)の例文をもっと
(7作品)
見る
うっとり
(逆引き)
宇津木兵馬は、ひとり温泉の中に仰向けになって
悠々
(
ゆうゆう
)
と浸って、
恍然
(
うっとり
)
と物を考えているところへ、不意に後光がころげ込んで来ました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
恍然(うっとり)の例文をもっと
(5作品)
見る
こうぜん
(逆引き)
さながら人間の皮肉を脱し
羽化
(
うか
)
して
広寒宮裏
(
こうかんきゅうり
)
に遊ぶ如く、
蓬莱
(
ほうらい
)
三山ほかに尋ぬるを用いず、
恍然
(
こうぜん
)
自失して物と我とを忘れしが
良夜
(新字新仮名)
/
饗庭篁村
(著)
恍然(こうぜん)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
くわうぜん
(逆引き)
涙に満てる梅子の眼は熱情に輝きつ、ありし心の経過一時に燃え出でて
恍然
(
くわうぜん
)
として夢路を
辿
(
たど
)
るものの如し
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
恍然(くわうぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
おっとり
(逆引き)
けれどその笑いがいかにも罪がなく、無邪気であった。で、何処か私の死んだ婆さんに似た処があって
恍然
(
おっとり
)
した処がある。私は、この老婆は果して罪のない老婆であろうか。
老婆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
恍然(おっとり)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぼつ
(逆引き)
随分不器量な
娘
(
こ
)
だつたが、ミハイロは女に掛けては贅沢でないから、
此娘
(
このこ
)
が道具を持つて
側
(
そば
)
へ来た時から
全然
(
すつかり
)
気に入つて
了
(
しま
)
つて、頭巾の蔭から
瞥
(
ぢろり
)
と
面
(
かほ
)
を見られた時には、何だか
恍然
(
ぼつ
)
となつた……はて
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
恍然(ぼつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
恍
漢検1級
部首:⼼
9画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“恍然”で始まる語句
恍然魅了
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饗庭篁村
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