“羽化”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うか75.0%
うくわ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さながら人間の皮肉を脱し羽化(うか)して広寒宮裏(こうかんきゅうり)に遊ぶ如く、蓬莱(ほうらい)三山ほかに尋ぬるを用いず、恍然(こうぜん)自失して物と我とを忘れしが
良夜 (新字新仮名) / 饗庭篁村(著)
けれども惜しい事に本文は挿画ほど雅(が)に行かなかった。中には欲の塊(かたまり)が羽化(うか)したような俗な仙人もあった。それでも読んで行くうちには多少気に入ったのもできてきた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
○本草(ほんざう)を按(あんず)るに、石蚕(せきさん)一名を沙虱(すなしらみ)といふもの山川の石上に附(つき)て繭(まゆ)をなし、春夏羽化(うくわ)して小蛾(せうが)となり、水上(すゐしやう)に飛ぶといへり。件(くだん)のさかべつたうは渋海川の石蚕(せきさん)なるべし。
我国の俚言(りげん)に蝶(てふ)をべつたうといふ、渋海川のほとりにてはさかべつたうといふ。蝶は諸(もろ/\)の虫(むし)の羽化(うくわ)する所也、大なるを蝶といひ、小なるを蛾(が)といふ。(本艸)其種類(そのしゆるゐ)はなはだ多(おほ)し。