“石蚕”の読み方と例文
読み方割合
せきさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれには、巨大な石蚕せきさんのような下水道をよく知りつくし、あらゆる枝と穴とを知っていなければならなかったろう。
たね洪水こうずゐながつくしたるゆゑ、たえたるなるべし。他国にも石蚕せきさんしやうずる川あらば此蝶あらんもしるべからず。
本草ほんざうあんずるに、石蚕せきさん一名を沙虱すなしらみといふもの山川の石上につきまゆをなし、春夏羽化うくわして小蛾せうがとなり、水上すゐしやうに飛ぶといへり。くだんのさかべつたうは渋海川の石蚕せきさんなるべし。