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瞥
ふりがな文庫
“瞥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
べつ
86.3%
ちら
7.5%
ぢろり
1.3%
さら
1.3%
ちらり
1.3%
み
1.3%
め
1.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べつ
(逆引き)
私
(
わたくし
)
は
漸
(
やうや
)
くほつとした
心
(
こころ
)
もちになつて、
卷煙草
(
まきたばこ
)
に
火
(
ひ
)
をつけながら、
始
(
はじめ
)
て
懶
(
ものう
)
い
睚
(
まぶた
)
をあげて、
前
(
まへ
)
の
席
(
せき
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
してゐた
小娘
(
こむすめ
)
の
顏
(
かほ
)
を一
瞥
(
べつ
)
した。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
瞥(べつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ちら
(逆引き)
処が彼が
瞥
(
ちら
)
と何気なしに其巡査の顔を見ると、巡査が真直ぐに彼の顔に鋭い視線を向けて、厭に横柄なのそり/\した歩き振りでやって来てるので
子をつれて
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
瞥(ちら)の例文をもっと
(6作品)
見る
ぢろり
(逆引き)
娘は煉瓦積む手を
止
(
と
)
めて、男の
面
(
かほ
)
を
瞥
(
ぢろり
)
と見た。もう眼には泪を一杯溜めて居たが、それでも男の跡に
随
(
つ
)
いて行つて
了
(
しま
)
つた。惚れてゐるのだ。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
瞥(ぢろり)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
さら
(逆引き)
ぷいと立起ツて二階へ歸らうとする………と格子の外に
据
(
す
)
ゑてある花屋の籠に、花といふ花が温い眞晝の日光を浴びて、凋むだやうになツて見えるのが
瞥
(
さら
)
と眼に映ツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
瞥(さら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ちらり
(逆引き)
と
莞爾
(
にっこり
)
笑って、
瞥
(
ちらり
)
と見て
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞥(ちらり)の例文をもっと
(1作品)
見る
み
(逆引き)
余所目
(
よそめ
)
に
瞥
(
み
)
たる老夫はいたく驚きて
面
(
かお
)
を
背
(
そむ
)
けぬ、世話人は頭を
掻
(
か
)
きて
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞥(み)の例文をもっと
(1作品)
見る
め
(逆引き)
その壁辰が
帰宅
(
かえ
)
って来た——のはいいが、一
瞥
(
め
)
自分を見るより、つと血相を変えて、いま眼前に立ちはだかったまんまだから、
脛
(
すね
)
に傷持つ身
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
瞥(め)の例文をもっと
(1作品)
見る
瞥
漢検準1級
部首:⽬
17画
“瞥”を含む語句
瞥見
一瞥
流瞥
一瞥驚倒
冷眼一瞥
冷瞥
壮瞥
徳舜瞥
瞥見致候
瞥視
“瞥”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
二葉亭四迷
上司小剣
葛西善蔵
林不忘
与謝野寛
徳冨蘆花
岩野泡鳴
吉川英治
エドガー・アラン・ポー