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睚
ふりがな文庫
“睚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まぶた
62.5%
まなじり
25.0%
まぶち
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まぶた
(逆引き)
私
(
わたくし
)
は
漸
(
やうや
)
くほつとした
心
(
こころ
)
もちになつて、
卷煙草
(
まきたばこ
)
に
火
(
ひ
)
をつけながら、
始
(
はじめ
)
て
懶
(
ものう
)
い
睚
(
まぶた
)
をあげて、
前
(
まへ
)
の
席
(
せき
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
してゐた
小娘
(
こむすめ
)
の
顏
(
かほ
)
を一
瞥
(
べつ
)
した。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
睚(まぶた)の例文をもっと
(5作品)
見る
まなじり
(逆引き)
井上半十郎は縛られたまま、縁の上ににじり上って、涙を含んだ悲憤の
睚
(
まなじり
)
を裂きました。
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
睚(まなじり)の例文をもっと
(2作品)
見る
まぶち
(逆引き)
相手にならねば、
甚
(
はなはだ
)
機嫌がわるい※から、余義なくその手を押さえそうにすれば、
忽
(
たちま
)
ちきゃッきゃッと
軽忽
(
きょうこつ
)
な声を発し、高く笑い、遠方へ
迯
(
に
)
げ、例の
睚
(
まぶち
)
の裏を返して、ベベベーという。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
睚(まぶち)の例文をもっと
(1作品)
見る
睚
漢検1級
部首:⽬
13画
“睚”を含む語句
睚眦
睚眥
“睚”のふりがなが多い著者
小栗風葉
二葉亭四迷
樋口一葉
芥川竜之介
野村胡堂