“睚眦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がいさい75.0%
まなじり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内心睚眦がいさいうらみまでも記憶していて、時を待って、極めて温柔に、しかして深刻に、その恨みをむくゆるというような執念が、この男に
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
自分は平生露西亜の新聞や雑誌を読んで論調を察するに、露西亜人の日本に対する睚眦がいさいうらみは結んでなかなか解けない。時来らば今と戦争しようという意気込は十分見えている。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
しなやかな長い腕の動きが、彼の睚眦まなじりに震へを感じさせた。
奥間巡査 (新字旧仮名) / 池宮城積宝(著)