“がいさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
睚眦60.0%
外眦20.0%
睚眥20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は平生露西亜の新聞や雑誌を読んで論調を察するに、露西亜人の日本に対する睚眦がいさいうらみは結んでなかなか解けない。時来らば今と戦争しようという意気込は十分見えている。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
醜くくはない顔の大きい目が、外眦がいさいを引き下げられて、異様にひらいて、物に驚いたように正面を凝視している。藤子が食い付きそうだと云ったのも無理は無い。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
新聞の受売からグット思い上りをした女丈夫じょじょうぶ、しかも気を使ッて一飯の恩はむくいぬがちでも、睚眥がいさいえんは必ず報ずるという蚰蜒魂げじげじだましい
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)