“瞥見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べっけん91.3%
べつけん5.8%
ちょっとめ1.4%
ちよつとみ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はああいう巨石運搬についての詳しい事情は知らないが、専門家の研究を瞥見べっけんしたところによると、結局は多衆の力によるらしい。
(新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
斯の如く概説し来りたるところを以て、吾人は、快楽と実用との上に於て吾人が詩と称するものゝ地位を瞥見べつけんする事を得たり。
第一図に示すはこれらに近縁あるポリサックム属の二種、いずれも田辺で採った。瞥見ちょっとめにはこれも馬の糞生写いきうつしな菌である。
むかし唐の欧陽詢おうやうじゆんが馬に乗つて、ある古駅こえきを通りかゝると、崩れかゝつたみちぱたに、苔のへばりついたふるい石碑が立つてゐるのが目についた。碑の文字は瞥見ちよつとみにも棄て難い味はひがあつた。